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リユースとリサイクルはどちらが大切?SDGs効果を詳しく解説!

2023年03月03日
リユースとリサイクルはどちらが大切?SDGs効果を詳しく解説!

昨今、世界規模でゴミの排出量が増え、大気汚染や海洋汚染も急速に進み、二酸化炭素の排出量も増加しています。地球温暖化ストップのため二酸化炭素の削減が必要となり、世界規模でゴミの削減が叫ばれている状況です。その運動の一環として、リユースとリサイクルが注目を集めています。一見似たようなこの二者は、具体的にどう違うのか詳しく紹介します。

リユースとリサイクルで資源を循環させる

2020年度環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等」によりますと、ごみ総排出量は4,167万トンです。1人1日当たりのごみ排出量は901gになります。前年を下回っていますが、さらにこの数字を下げるようにしなければいけません。

そこで近年叫ばれているのがリユース(Reuse)と、リサイクル(Recycle)です。それぞれについて詳しく解説します。

リユース(Reuse)

リユースは日常生活の中で必要になり購入し使用した後、不要となっても廃棄せず自分以外の環境で繰り返し使う再使用を目的とした行動です。

フリーマーケットやオークションで古着を売ったり、買ったりすることもリユースに該当します。英語の「reuse」はまさに「再使用」という意味で、簡単にゴミとせず大切にして何度も繰り返し使うことです。

リサイクル(Recycle)

リサイクルは、使い終わった物はごみとして排出される中で、もう一度資源として活かすことです。ごみから資源への移行は、さまざまな利用方法があります。廃棄するごみと同類の製品となる場合や、異なる種類の製品の素材として再利用されることもリサイクルです。

たとえば、ペットボトルをフリースの素材とすることはリサイクルです。また段ボールから再生紙を作ることもリサイクルとなります。

リユースの具体例

リユースについては意識していて行う場合と、先人の知恵で無意識のうちに引き継いでいるリユースの方法があります。以下ではリユースの具体例を紹介しましょう。

フリーマーケット

リユースの代表といわれる「フリーマーケット」は、学校や広場、公園などを会場にして人々が使わなくなった物を持ち寄って、安い値段で販売することです。フリーマーケットのフリー(flea)は蚤の意味で、欧米で盛んに行われている「蚤の市」がルーツといわれています。

出品者が不要となった品物でも、購入者にとっては必要となり価値がある品物と判断されます。従来はゴミとなり廃棄されていたさまざまなものが、捨てられずに長く使われることになるのです。

米国では自分の家や知り合いの家の車庫で、使わなくなった物を販売することから、ガレージセール (garage sale) ともいわれます。

フリマアプリ

最近はフリーマーケットを、インターネットで行うフリマアプリが広く普及しています。代表が「ヤフオク」と「メルカリ」です。どちらもフリマアプリに使わなくなった品物の写真に、品物の状態と販売価格(+送料)を上げて販売の意思表示をします。

閲覧者は日本のみならず世界にもいて、購入希望者が購入の意思表示をアプリ上で行えば、販売が成立します。アプリを運営している会社が手数料を取るものの、使われなくなり廃棄を待つだけの品物が再利用されるのです。

公営の再利用センター

一部の市町村では住民が不要となった家電や家具などを、指定された場所に持ち寄ると不用品を修理して、安い値段で販売しているケースもあります。

リユースショップ

家具やテレビ・洗濯機・冷蔵庫といった大型家電をも再生しきれいにし、再利用できる状態にまでリフォームします。そしてリユース商品として販売している、リユースショップ(古物商)もあるのです。

またリユースショップとしての先陣は古書店で、書籍が廃棄されずに必要とする人が購入します。古書についてはリユースですが、骨董的な魅力もともないます。

さらに古着衣料はおしゃれな方が利用していて、リユースにおしゃれセンスが付加され、ひとつのファッションとして定着しているのです。

お下がり

最近はほとんど聞かなくなりましたが、日本では昔から家庭内でリユースが行われていました。兄や姉が着ていた服を弟や妹が着るなどです。さらに兄や姉が使っていたランドセルや学用品に子ども用自転車を弟や妹が使う、いわゆるお下がりです。

さらにはいとこなど親戚の子どもさんに譲り渡すこともあり、乳母車やベビーカーは親友に譲ることもあります。お下がりはリユースのひとつといえるでしょう。

リサイクルの種類

ここではリサイクルのさまざまな具体例について解説します。リサイクルはさまざまな工程を経て、行われるものです。以下でリサイクルの代表的な流れを5種類解説します。

サーマルリサイクル

「サーマルリサイクル」は、ごみを燃やしたときに出る熱を発電などに利用するリサイクルです。ゴミなどの廃棄物を焼却すると火力による発熱があり、その「熱エネルギー」を回収して、有意義に利用するリサイクル方法です。

ごみの中でも現在の科学技術ではリサイクルが困難なものや、リサイクルするための工程が多すぎて、多大な労力や費用を要するような場合は燃焼させます。燃やして熱エネルギーとして回収し、温水プールや発電に利用するケースが該当します。

ケミカルリサイクル

ケミカルリサイクルとは化学の力を借りて廃棄物を合成し、新しく他の物質に変えてその物質を原料に、新たな製品を作るリサイクル方法です。

具体的には廃プラスチックをさまざまな科学的手法で分解し、新たな製品の原料などとして、再利用するリサイクル方法です。

マテリアルリサイクル

マテリアルリサイクルとは廃棄物となったさまざまな物(製品)を、新たに作る製品の原料として、再利用するリサイクル方法となります。英語で「物」を意味するのがマテリアルで、文字通り使わなくなった物を新しい物へとリサイクルする方法になります。

ペットボトルを原料にしてふたたびペットボトルにリサイクルする場合や、古紙を原料にして再生紙をリサイクルすることなどが、マテリアルリサイクルとなります。

まとめ

現在ごみは細かく分別して出されています。ごみがリユース、リサイクルとして再利用されるためです。地球資源には限りがあります。未来の人類のために貴重な資源を引き継ぐためリユース、リサイクルは重要です。ゴミ分別はその入り口になりますので、積極的に協力しましょう。

「株式会社スソノ・エコサービス」は、産業廃棄物・一般廃棄物の収集運搬を引き受けます。さらに再生古紙回収・金属類回収・ペットボトル回収から、引越しゴミの片付けや機密文書処理まで行います。廃棄物に関する相談も受け付けていますので、ぜひともお気軽にご連絡ください。

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