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アルミ缶のリサイクル率は約97%と高い!その仕組みをご紹介!

2023年03月03日
アルミ缶のリサイクル率は約97%と高い!その仕組みをご紹介!

アルミ缶はリサイクルが徹底していて、参考数字ですが2021年は96.6%と、アルミ缶の全数近くがリサイクルされています。社会全体でアルミ缶リサイクルの仕組みが確立していて、正しい方法で廃棄されているため、このような高いリサイクル率が実現できているのです。今回はアルミ缶のリサイクルについて、その特性やリサイクルのメリットなどを紹介します。

そもそもアルミニウムとは

アルミニウムの原料は、ボーキサイトと呼ばれる赤褐色の鉱石です。ボーキサイトはやわらかい鉱石で、世界各国で採掘されています。

まずボーキサイトを苛性ソーダ液で溶かし、アルミン酸ソーダ液をつくり、その液からアルミナ分を抽出します。抽出したアルミナを溶融氷晶石(ようゆうひょうしょうせき)の中で電気分解させ、アルミニウム地金を製造するのです。

精製した地金を原材料として、圧延・押出・鍛造・鋳造などの金属加工を行い、さまざまな形のアルミ製品素材用として成形します。

アルミニウムはリサイクル性が高い

アルミニウムは原料のボーキサイトからアルミナを取り出し、電気分解して製造しますが、電気分解するときに大量の電力を消費します。

しかし一度アルミニウムとなると、ボーキサイトから新地金を製造する場合の約3%のエネルギーで、アルミ再生地金を製造可能です。アルミ再生地金が再びアルミ缶に生まれ変わるため、分解時の電力量なども節約できます。

CAN to CANリサイクルで資源確保

リサイクル率が高いアルミ缶は回収したアルミ缶を元にして、ふたたびアルミ缶へ生まれ変われる、大きなメリットがあるリサイクルです。

アルミ缶を再生することで、アルミニウムの原材料となるボーキサイトの採掘量が減ります。地球資源の有効利用や、地球環境保全の面でもメリットがあります。

アルミニウムのゴミ削減効果

大量生産・大量消費の時代はアルミニウムに限らず、限りある地球資源を無制限に採取し、一回使いすぐにゴミとして捨てていました。廃棄されたごみは埋め立てや、焼却されていました。

アルミ缶についていえばリサイクルすることで、トータルとしてのごみ廃棄量が減ります。アルミ缶のように再利用が可能なものは捨てずに、何度も再利用することで地球環境にプラスに働くのです。

アルミ缶の正しい廃棄方法

アルミ缶を少しでも効率よく再生するために、アルミ缶を廃棄するときにも適切な廃棄方法があります。以下でリサイクルを見据えたおすすめの廃棄方法を紹介しましょう。

軽く水で洗う

飲み終わったアルミ缶を逆さまにしたままの状態で保ち、アルミ缶の中の水分を出し切りましょう。

アルミ缶は踏みつぶす?

アルミ缶を効率よく収集するために、潰す方法があります。アルミ缶のまん中をつぶし、次に両はじを潰すのです。アルミ缶はやわらかく、それほど力がなくても潰せます。

ただしアルミ缶リサイクルの処分方法は各自治体で異なり、潰さないで出すことを奨励している自治体も多数あるのです。アルミ缶を潰すか潰さないかは、各自治体の廃棄ルールにのっとり廃棄しましょう。

店頭回収

スーパーマーケットやコンビニには、アルミ缶の回収ボックスが置いてあります。 ボックスの上に廃棄手順の指示があり、その指示書き通りアルミ缶を廃棄しましょう。

アルミニウムの特性

リサイクル率が高いアルミニウムは、金属としても他の金属にはない特徴があります。アルミニウムの代表的なメリットを紹介しましょう。

アルミニウムは鉄の3分の1の比重

アルミニウムの比重を鉄と比較すると、アルミニウムは鉄のおおよそ3分の1です。比重の値は、アルルミニウムが2.7、鉄が7.8です。このようにアルミ缶は軽く、持ち運びも楽だという特徴があります。

アルミニウムは錆びにくい

アルミニウムは錆びにくい金属です。鉄は一昼夜で錆が発生することがあるものの、アルミニウムは極めて錆びにくい性質をもっています。アルミニウムを使うアルミ缶は衛生面に優れており、中身のビールやジュースなど、中の飲料の品質を長期間保護可能です。

アルミニウムは熱伝導率が高い

アルミニウムは熱をよく伝えます。アルミ缶は温めやすく、冷やしやすい缶です。そのため短時間で温めたり冷ましたりすることが可能です。

アルミ缶を集めることで収益金が得られる

学校や幼稚園の子ども会や地域の自治会などで行われるボランティア活動にて、アルミ缶を回収しリサイクル業者に渡すことで収益金が得られます。

このような活動で、子どもの時期からリサイクル意識が芽生えます。収益金は子ども会活動に使えるうえに、リサイクル活動とともに実利が得られるのです。

まとめ

アルミ缶は金属でありながら、約97%がリサイクルされます。SDGsの時代にマッチしたリサイクル循環です。またアルミ缶を使う側も、リサイクルを前提とした取り扱いが徹底され、多くの方々がアルミ缶のリサイクルに協力しています。

「株式会社スソノ・エコサービス」は、リサイクルのためのアルミ缶回収の実績が豊富にあります。また産業廃棄物や一般廃棄物の回収も行う、ごみについての専門業者です。ごみの廃棄について、どのようなことでもぜひご相談ください。また不用品回収を行った後の中古商品も販売しておりますので、ぜひサイトをご覧くださいませ。

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